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2024-09-30
新NISAに関する調査
ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」と共同調査
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、20~60代の方を対象に調査した「新NISAに関する調査」(実施期間:2024年9月2日~9月4日)の結果をご報告いたします。本調査は、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~6:30放送)との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として実施しました。
新NISAの認知率は80.7%。2023年10月の調査から19.8ポイント上昇した
新NISAの認知率は、2023年10月に行った調査の60.9%から、19.8ポイント上昇して80.7%となった。約1年で新NISAの認知が広がった様子が伺える。
▼新NISAの認知率における前回調査との比較
新NISA利用率は35.6%。利用者の3人に1人が新NISAで投資デビューしている
新NISAを知っている人を対象に、新NISAを利用しているかどうかを聴取したところ、「現在利用している」が35.6%となった。「新NISA口座を開設したが、投資をしていない」「今後新NISA口座を開設し、投資をしたい」を合わせた、投資意欲の伺える層は約2割だった。
また、「新NISA制度が始まってから投資デビューをした」が31.0%となり、新NISAが投資を始めるきっかけになっていることが伺える。
▼新NISAの利用割合 (新NISA認知者:n=807)
▼新NISA制度が始まってから、投資デビューをしましたか? (現在新NISA利用者:n=287)
日経平均株価への関心は50.5%。2024年8月の日経平均株価の乱高下で、新NISAの「利用意欲が減った」は12.5%に留まる
日経平均株価について「とても関心がある」「ある程度関心がある」を合わせた関心あり層は、50.5%と約半数だった。新NISAを知っている人に、2024年8月に起きた日経平均株価の乱高下による新NISA利用意欲への影響を聴取したところ、「利用意欲が減った」は12.5%に留まった。「変わらない」が約6割を占めた。
また、新NISAの毎月の投資予定額は、男性の40代以上と、女性の30代および60代の約2割が「月10万円以上」の投資を考えている。
▼日経平均株価への関心
▼2024年8月の日経平均株価の乱高下による、新NISA利用意欲への影響 (新NISA認知者:n=807)
▼新NISAの毎月の投資予定額 (新NISA口座開設者、または今後口座開設したい方:n=446)(%)
新NISA口座の人気金融機関1位は「証券会社」、人気運用商品1位は「投資信託」
新NISA口座を開設している、または今後開設したい金融機関は、どの年代も「証券会社」が4割~6割を占めて1位だった。特に男性40代では、6割以上を占めている。
また、新NISAで運用したい商品は全ての年代において「投資信託」が最も高い。
▼新NISA口座を開設している、または今後開設したい金融機関 (n=446)(%)
▼新NISAで運用したい商品 ※複数回答 (新NISA口座開設者、または今後口座開設したい方:n=446)(%)
新NISAで「リスクを取る価値があると考える」「一定のリスクは容認できる」を合わせたリスク肯定派は、利用意向者の約6割
新NISA口座開設者、または今後口座を開設したい方を対象に、新NISAを利用する際のリスクに対する考え方を聴取した。「リスクを取る価値があると考える」「一定のリスクは容認できる」を合わせたリスク肯定派は約6割を占めた。
また、日経平均株価の動向を注視しながら、新NISAの運用をどのように調整したいか伺ったところ、半数近くが運用を積極的に、または多少調整しようと考えていることが分かった。一方、「特に調整しない、ほったらかし予定」は39.7%だった。
▼リスクに対する考え方 (新NISA口座開設者、または今後口座開設したい方:n=446)
▼日経平均株価の動向を注視しながら、新NISAの運用をどのように調整したいと考えますか? (新NISA口座開設者、または今後口座開設したい方:n=446)
【ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」パーソナリティのコメント】
・馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
今回のPontaリサーチの調査は非常に意義深い内容となっている。新NISAで投資を始めた人にとって、8月は相場の大幅下落に直面することになった。下落の時期に投資家がどう相場に向き合い、リスクについて受け止めているのか解像度の高い調査となっている。リスク肯定派は6割以上と投資におけるリスクへのリテラシーが高まっていることが伺える。8月の日経平均株価の乱高下でも、新NISAの「利用意欲が減った」は12.5%に留まる結果となった。メディアの“令和のブラックマンデー”やSNSでの“株をやめる”といった情報から受ける印象と、実態は異なることが分かった。国民は経済・金融を学び、冷静に物事を判断できるようになってきている。
・渡辺広明氏(消費経済アナリスト)
自民党総裁選をキッカケに、金融所得課税が話題となった。データによると、年間所得が1億円を超えるあたりから所得全体に占める所得税負担率が下がる傾向があることから、結果的に富裕層の優遇になると言われている。しかし、公平化を図るための金融所得税率の引き上げは、投資意欲の減退につながり、経済へのマイナス影響などがあると問題視されることとなった。また、直近では地政学や気候変動、各国の金融政策の変更、そしてアルゴリズム取引や高頻度取引など機械的取引による売買など、直近の株価乱高下に影響を与えている。
Pontaリサーチのアンケートに目を向けると、新NISAで投資デビューした人は31.0%で、新NISA利用者の3分の1に当たる。年間投資額は360万円まで、生涯投資可能額は1800万円まで非課税で投資出来るのが新NISAの魅力となっていると見ている。また、今回のアンケートで分かるように、新NISA口座開設者・開設意向者ではリスク肯定派が6割以上となっており、新NISAをキッカケに、投資への金融リテラシーが上がったと考えられる。
人口減で緩やかに日本経済の落ち込みが予想される中、投資に対する知識を蓄積していく事が今後ますます大事になっていきそうだ。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間: 2024年9月2日~9月4日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住20~60代の方
有効回答数:1,000名 ※性年代別に各100サンプル回収
※調査結果は小数点第2位を四捨五入しています
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「Pontaリサーチ」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
■共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」について
2023年5月よりTOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」の提供スポンサーとしてLMが参画しています。「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」は、世の中の最新ニュースからパーソナリティの経済アナリスト 馬渕磨理子氏と消費経済アナリスト 渡辺広明氏が生活者に調査したいトピックについて、LMが「Pontaリサーチ」で聴取する調査です。調査結果を番組内で紹介する他、LMのマーケティング紹介サイトのコラムで紹介しています。
■TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」について
パーソナリティをつとめる経済アナリスト 馬渕磨理子氏と消費経済アナリスト 渡辺広明氏が世の中の最新ニュースをそれぞれの視点で分かりやすく解説しています。ビジトピとは、“ビジネストピックス”の略! 30分ながら聴きするだけで、資産運用の話から、マーケティング用語、最新ヒット商品まですぐあなたの役に立つビジトピが身につきます。
放送日時 :日曜 6:00~6:30
出演者 :馬渕磨理子(経済アナリスト)、渡辺広明(消費経済アナリスト)
番組HP :https://www.tfm.co.jp/biztopi/
AuDee :https://audee.jp/program/show/61907
Twitter :https://twitter.com/biztopi_tfm
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