- ライフスタイル
- 生活者トレンド
2024-01-18
老後の不安とお金に関する調査を実施
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、老後への希望や不安を聴取した「老後に関する調査」(実施期間:2023年11月14日~11月20日)について、結果をご報告いたします。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年11月14日~11月20日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
有効回答数:1,000名
※本調査は「年齢:20歳~69歳」を対象に実施
※総務省「人口推計(2023年10月概算値)」の性年代別人口構成比を基にウエイトバック集計を実施
※調査結果は小数点第1位を四捨五入しています
老後だと思う年齢は平均65歳。回答者の年齢が低いほど老後だと思う年齢も低い傾向
老後は何歳からだと思うか聴取したところ、平均値は65歳となった。5歳刻みで回答結果を確認すると、「65~69歳」が38%と最も高く、次いで「70~74歳(26%)」「60~64歳(19%)」が続く。累計すると「74歳以下」で全体の90%を占めた。
性年代別に見ると、回答者の年齢が低いほど、老後だと思う年齢も低くなる傾向が見られたが、いずれの性年代でも平均値は60代となった。
▼老後は何歳からだと思うか ※自由記述による聴取 (%)(n=1,000)
▼性年代別|老後は何歳からだと思うか ※自由記述による聴取 (%)(全体n=1,000)
老後の生活への「希望なし」は57%となり、「希望あり」を上回る
老後の生活について、「あまり希望はない」「希望はない」の回答を合わせた「希望なし」が57%と半数を超え、「希望あり」を上回る結果となった。
性年代別では、女性30代で「希望なし」が70%と、最も高くなっていた。また60代を見ると、男女ともに「希望あり」が50%前後と高かった。
▼老後生活への希望(%)(全体n=1,000)
80%以上が老後の生活に不安を感じており、特に生活費や年金などお金に関する不安が最多
老後の生活に不安を感じているかについて、「不安を感じる」「どちらかといえば不安を感じる」を合わせると、全体で80%という結果となった。女性30代では「不安を感じる」という回答のみで53%と特に高かった。
不安を感じる内容は、「生活費や年金などのお金」が82%と最も高く、次いで「体力やケガ、病気などの健康(69%)」、「介護(自分自身)(52%)」が続く。性年代別に見ても「生活費や年金などのお金」はどの性年代も80%前後と高かった。一方で、「体力やケガ、病気などの健康」は男女ともに40代以上で高くなっており、加齢によって不安が顕在化する様子が見られた。
▼老後生活への不安(%)(全体n=1,000)
▼老後生活への不安内容 ※複数回答(%)※老後への不安あり
老後の生活に備えた取り組みを実施している、もしくは実施意向ありは90%。取り組みの開始時期は平均48歳
老後の生活に備えた取り組みについて、実施している、もしくは実施の意向があると回答した人は90%だった。内訳は、実際に「備えをしている」が31%、「備えをしたいが何もしていない」が59%となった。性年代別に見ると、高年代において「備えをしている」が高い傾向が見られた。特に男性60代が50%と高い。
また、備え意向がある方に取り組み開始時期を聴取したところ、平均値は48歳だった。男女ともに年代が高くなるほど、取り組み開始の年齢が高かった。
▼老後生活に備えた取り組みの実施(%)(全体n=1,000)
▼老後生活に備えた取り組みの開始時期(%)※老後に備えた取り組みの実施者もしくは意向者
老後の備えは資産構築が85%で最も高い。目標額は1,000万円以上が約50%
老後の生活に備えて取り組んでいる内容は、「貯蓄や投資など資産構築」が85%で突出して高い。性年代別に見ると、「定期的な健康診断や定期検診など」は男女ともに年代が高い層、「脳のトレーニング」は女性60代が高くなっていた。
「貯蓄や投資など資産構築」について、具体的に取り組んでいる手段と目標額を聴取した。具体的な手段では、「預貯金」が84%で最も高く、次いで「投資信託」「定期預貯金」がともに43%だった。また、目標額は「3,000万円以上」が20%で最も高く、次いで「2,000万円以上3,000万円未満(16%)」「1,000万円以上2,000万円未満(15%)」が続いており、合わせると「1,000万円以上」で50%以上となった。
▼老後生活に備えた取り組み内容 ※複数回答(%)※老後に備えた取り組みの実施者
▼老後に備えた資産構築に関する取り組み内容 ※複数回答(%)※貯蓄や投資など資産構築実施者
▼老後に備えた資産構築の目標額(%)(全体n=1,000)
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「Pontaリサーチ」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
最新の自主調査や分析レポートをお届けするメルマガを配信!登録はこちら
-
11月 8, 2024
#生活者トレンド
今年の顔は、「大谷翔平選手」。回答者の76%が今年の顔として選んだ
今年の流行語は、「50-50」。流行語でも、大谷翔平選手関連の言葉が1位に輝いた
今年公開の一番おもしろかったドラマは、NHK連続テレビ小説「虎に翼」
今年発売された市販の飲料や食品で印象に残っている商品は、「キリンビール 晴れ風」が1位
-
10月 31, 2024
#ライフスタイル
#生活者トレンド
約6割が「主に日常で使用し、災害時にも使える食品」を備蓄している。ローリングストック実践率は64.8%
備蓄食品ランキングは、1位「カップヌードル」、2位「サバ缶」、3位「ツナ缶」
「南海トラフ地震臨時情報」発表によって備蓄行動に影響を受けたのは約3割。特に20代、30代の若年層に備蓄意識の高まりが見られた
-
10月 28, 2024
生成AIのビジネス活用に関する調査 ラジオ番組「馬渕・渡辺の...
#ビジネス
#生活者トレンド
業務で生成AIを利用している人は2割弱。仕事の効率化を実感する人は8割を超える
利用ツールは「ChatGPT」が約8割でトップ。仕事での生成AI利用頻度は「ほぼ毎日」が約2割
生成AIのビジネス活用「賛成派」は47.8%。AIが進化しても、自身の仕事が自動化の「影響を受けない」と考える人は約半数
生成AI導入によって改善されると思うのは「生産性」「労働時間の短縮」が上位。一方、「セキュリティリスク」に不安を感じる人が約3割