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2023-08-03

男女1,000人に聞いたマスク着用に関する調査(第4回)

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、「マスク着用に関する調査(第4回)」の結果をご報告いたします。

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:以下にて実施
     2023年3月15日~3月16日
     2023年4月12日~4月13日
     2023年5月12日~5月13日
     2023年6月14日~6月15日
     2023年7月12日~7月13日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住20~60代の方
有効回答数:1,000名 ※性年代ごとに各100サンプル回収

*数値は四捨五入・小数点切上げによる整数表示。このため一部合計値が100%とならない箇所あり
また、アンケートで呈示した選択肢を統合・再集計した結果を掲載している設問あり
*総務省:人口推計を基にウエイトバック集計を実施
*グラフ単位:%

 

【聴取項目】
属性
– 性年代
マスク着用実態・意識
– マスク着用状況
– 着用を続ける理由
– 着用しなくなった理由
– 着用しなくなった場所・シーン

7月時点ではマスク非着用が約6割。着用者は少数派に

厚生労働省は新型コロナウイルス感染症に関するマスク着用について、「令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」という考え方を発表、これに伴う消費者意識・行動の変化を確認するために、“考えの見直し”直後の2023年3月から7月にかけて定点調査を実施した。

マスク着用に関して、20-60代男女全体では「ほとんどマスクを着用しなくなった」が20%、「場所やシーンによってはマスクを着用しなくなった」が39%、これらを合わせた【非着用】層は59%と、「これまで通りマスクを着用している」層を上回り、脱マスクが社会に浸透しているといえる。

属性別にみると、【非着用】層の割合が高いのは男性と若年層となった。

▼マスク着用状況(性別・年代別)

2023年3月以降の推移を確認した。
「ほとんどマスクを着用しなくなった」に注目すると、7月時点では20%まで上昇、クリティカルマスを超えて、脱マスクが加速している様子がうかがえる。

 

▼マスク着用状況(全体/時系列)

マスク着用と美容の結びつきが強い20代

「これまで通りマスクを着用している」と回答した層に、その理由を聴取した。

全体では、「新型コロナに感染しそう」が60%で突出、次いで「風邪やインフルエンザなど新型コロナ以外の病気になりそう」「着用していると安心がある」「しばらく様子を見たい」「マスク着用になれた」が3割前後で続く。

性別では、「着用していると安心感がある」「顔や表情を見られたくない」「周りの人が外していない」「化粧が面倒」など“周囲の視線”が関係するものは女性で高い。一方、「花粉症対策」は男性で高い。
年代別では、「化粧が面倒」「肌の状態が気になる」「顔や表情を見られたくない」などは20代で特に高い。

▼着用を続ける理由(性別・年代別)

直近3ヵ月の推移をみると、「新型コロナに感染しそう」「風邪やインフルエンザなど新型コロナ以外の病気になりそう」など病気関連が上昇しているのに対して、「着用していると安心感がある」「しばらく様子を見たい」「周りに迷惑をかけそう」などの心理面・情緒面に関するものは低下・横ばい傾向となった。

 

▼着用を続ける理由(全体/時系列)

【非着用】層に対して、着用しなくなった理由を聴取した。

全体では、「着用すると息苦しい・暑苦しい」が70%で突出、次いで「政府から考え方が発表された」「着用が面倒」が続く。

性別では、「着用が面倒」は男性、「化粧をしたい」は女性でそれぞれ高い。
年代別では、「政府から考え方が発表されたから」は60代、「着用が面倒」は20代でそれぞれ高い。

 

▼着用しなくなった理由(性別・年代別)

直近3ヵ月の推移をみると、「着用すると息苦しい・暑苦しい」「周りが着用していない」が上昇しており、“気候の変化”と“ピアプレッシャーからの解放”が脱マスクに影響を及ぼすと考えられる。

 

▼着用しなくなった理由(全体/時系列)

「場所やシーンによってはマスクを着用しなくなった」と回答した層に対し、着用しなくなった場所やシーンを確認した。

全体では、「外を歩く時」が8割以上で突出、次いで「自動車に乗る時」約5割、「運動・スポーツ時」約4割で続く。

年代別では、「飲食店の店内」や「電車・飛行機・バスの車中」は20代で高い。

 

▼着用しなくなった場所・シーン(性別・年代別)

直近3ヵ月の推移をみると「飲食店の店内」「職場や学校」「電車・飛行機・バスの車中」が上昇し続けており、屋内における脱マスクのシーンが広がっている様子がうかがえる。

 

▼着用しなくなった場所・シーン(全体/時系列)

【非着用】層に対して、マスク着用を止めて気になることを聴取した。

全体では、「肌の状態(たるみ・シミ・毛穴・シワ・肌荒れなど)」が3割弱、次いで「新型コロナウイルスへのかかりやすさ」「日焼け」「口臭」がそれぞれ2割弱で上位となった。

年代別では、「肌の状態」「日焼け」「体毛・ムダ毛」は低年代ほど割合が高く、この層におけるマスク着用と美容の結びつきの強さがうかがえる。

 

▼着用を止めて気になること(性別・年代別)

直近3ヵ月の推移をみると、「肌の状態(たるみ・シミ・毛穴・シワ・肌荒れなど)」「体毛・ムダ毛」といった“肌関連”のものが上昇している。

 

▼着用を止めて気になること(全体/時系列)

第1回~3回までの調査はこちらからご確認いただけます。

 

 

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

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