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2024-03-14
職場の満足度と転職行動に関する調査
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、「職場の満足度と転職行動に関する調査」(実施期間:2023年10月26日~10月31日)について、結果をご報告いたします。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年10月26日~10月31日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:男女20歳~59歳の現在就業者
※会社員・公務員・自営業・パート・アルバイト・専門職・教職・その他
有効回答数:6,724名
※日本の人口における性年代分布を考慮してウェイトバック集計
※調査結果は小数点第2位を四捨五入しています
小規模組織はワークライフインテグレーション、大規模組織はキャリア成長の仕組に強み
現在就業者に向けて職場満足度を項目別に聴取。勤務先の従業員数が3000人以上の大規模組織と従業員数が100人未満の小規模組織で、それぞれの特徴を比較した。
従業員100人未満の企業では、全体平均と比較した特徴で満足度が高かったのは「意思決定の迅速さ」「仕事の裁量」「残業の少なさ」。一方で「知名度の高さ」「業績の安定性」「福利厚生の手厚さ」が全体より低かった。ブランディングには伸びしろもあるが、柔軟な組織運営でワークライフインテグレーションに強みを持つ組織体であることが推察される。
従業員3000人未満の企業では、「海外挑戦」が47%で全体平均+31%となり、大きな特徴がみられた。その他「幅広い経験」「昇進・昇給基準の明確性」が全体より高く、「上司との良好な関係」「仕事の量の多さ」が全体より低かった。組織全体としてキャリア成長の仕組が充実している反面、個別の組織環境の質には課題もみられることがわかる。
▼従業員数100人未満の企業における職場環境満足度 (%)
▼従業員数3000人以上の企業における職場環境満足度 (%)
新興企業は効率的で柔軟な組織に強み、老舗企業は挑戦・経験機会に強み
続いて新興企業(設立年数10年未満)と老舗企業(設立年数50年以上)とで、職場の満足度を比較した。
設立年数10年未満の新興企業では、全体平均と比較して満足度が高く特徴がみられたのは「意思決定の迅速さ」「評価の適切さ」「裁量の多さ」であった。効率的で柔軟な、現代的な組織風土・制度であるとみられる。
設立年数50年以上の老舗企業では、「海外挑戦」が38%で全体平均+22%と差が最大。「幅広い経験」「昇進・昇給基準の明確性」が全体より高く、「上司との良好な関係」「意思決定の迅速さ」が全体より低かった。
▼設立10年未満の企業における職場環境満足度 (%)
▼設立50年以上の企業における職場環境満足度 (%)
人間関係のミスマッチ・不満が転職行動に有意に影響
▼分析方法について
最後に上図のような重回帰分析を実施して、転職意向に影響する職場環境を分析した。
まず「海外挑戦・活躍機会」「会社・サービスの知名度」に満足しているほど転職しやすい傾向から、現職のネームバリューや活躍経験が転職の動機となっている様子を推察。
一方で「研修・学びの機会」「仕事内容の明瞭さ」のほか、「上司との関係」「同僚との関係」への不満が転職行動に繋がることを確認。新卒の採用活動が本格化する中で、業務だけでなく人間関係のミスマッチ防止についても重要性が示唆された。
▼職場環境ごとの転職行動への影響度
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「Pontaリサーチ」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
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10月 10, 2024
#消費動向
#生活者トレンド
- 約8割がお米の品薄を感じている。女性50代が88.3%で最も高い
- お米の価格が上がっている場合、「特に対策を取っていない」が約4割。ふるさと納税の返礼品でお米を選ぶ人が約1割確認された
- お米の代替品は、「パックご飯」よりも「パンやパスタなどの小麦製品」が人気
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9月 30, 2024
新NISAに関する調査 ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」...
#ライフスタイル
#生活者トレンド
- 新NISAの認知率は80.7%。2023年10月の調査から19.8ポイント上昇した
- 新NISA利用率は35.6%。利用者の3人に1人が新NISAで投資デビューしている
- 日経平均株価への関心は50.5%。2024年8月の日経平均株価の乱高下で、新NISAの「利用意欲が減った」は12.5%に留まる
- 新NISA口座の人気金融機関1位は「証券会社」、人気運用商品1位は「投資信託」
- 新NISAで「リスクを取る価値があると考える」「一定のリスクは容認できる」を合わせたリスク肯定派は、利用意向者の約6割
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9月 26, 2024
#消費動向
#生活者トレンド
- 肉の価格高騰を感じている人は8割以上。高騰を感じるのは「牛肉」が約6割で最も高い。「食費に影響あり」が7割以上を占める
- 「肉の購入量を減らした」がおよそ半数。「魚」「豆腐」「大豆ミート」などの代替品購入は約2割に留まる
- 価格高騰が続く場合、「肉の購入量を減らす」(35.9%)や「外食を控える」(33.7%)の一方、「特に対応はしない」(31.7%)も一定数を占める
- 肉について重視することは「価格」が全体の約4割でトップ、次いで「質」が約2割
- 約半数がプラントベースミート(大豆ミートなど植物由来の代替肉)を「一度も食べたことがない」