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2023-11-08
地方創生のための日本の祭り・イベントに関する基礎調査
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、地方創生に資する基礎情報提供を目的とした「地方創生のための日本の祭り・イベントに関する調査」の結果をご報告いたします。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年10月12日~10月15日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住15~79歳の方
有効回答数:1,400名 ※性別×年代10代刻み各100サンプル回収
【聴取項目】
日本の祭り・イベントへの関与
– 認知実態
– 来場経験/複数回来場経験/来場意向/映像視聴意向
– 来場意向があるものの来場経験がない理由
– 来場人数
– 来場同伴者
– 1人あたり支出額
– 推奨度
– 推奨度理由(自由記述)
【調査対象】※例年10~12月開催の日本国内の主要な祭り・イベント
– 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
– 土浦全国花火競技大会
– 唐津くんち
– 秩父夜祭
– コミックマーケット
– 春日若宮おん祭
– 金刀比羅大鷲神社酉の市
【補足】
資料中のグラフは特に記載がない限り、下記としている。
-グラフ単位:%
-数値は四捨五入のため一部合計値が100%とならない箇所あり
-アンケートで呈示した選択肢を統合・再集計した結果を掲載している設問あり
-総務省:人口推計を基にウエイトバック集計を実施
– n=20未満は参考値扱い
高い知名度を誇るコミックマーケット。また、佐賀県で開催される2つの祭りは人気あり
例年10~12月開催される日本国内の祭りやイベントに対する認知度を聴取した。
「行われている内容を知っている」+「名前を聞いたことがある」の合計値を【認知率】として見た場合、今回の調査対象の中では「コミックマーケット」が49%で最も高く、次いで「唐津くんち」(35%)、「秩父夜祭」(25%)、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」「土浦全国花火競技会」(19%)が続く。
※「コミックマーケット」は年2回実施されているが、調査上は区別していない点に注意
▼認知実態(全数ベース)
前述の【認知率】のほかに、認知しているものを対象として、以下の指標を設定して聴取した。
【来場経験率】 ・・・会場に見に行ったことがある
【リピート率】 ・・・そのうち、複数回見に行ったことがある
【来場意向率】 ・・・(今後も)会場に見に行きたい
【映像視聴意向率】 ・・・(今後も)TV/ネット中継で見たい
全ての指標で「コミックマーケット」が最も高い結果となった。
また、佐賀県で開催される2つの祭り「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」「唐津くんち」を比較すると、【認知率】では「唐津くんち」が高いものの、「来場経験率」「リピート率」では「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が(「唐津くんち」を)上回っており、認知→来場の歩留まりの良さが読み取れる。
▼来場経験/複数回来場経験/来場意向/映像視聴意向(全数ベース)※値が小さいため小数点第一位表示
国内15-79歳男女人口数(9,767万人)をベースとして前述の指標に関する推計人口を整理した。
「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は認知者数:1,824万人、来場経験者数:239万人、来場意向者:453万人、映像視聴意向者数:440万人と推計した。
また、「唐津くんち」は認知者数:3,439万人、来場経験者数:205万人、来場意向者:556万人、映像視聴意向者数:741万人となった。来場経験が無いものの映像視聴意向がある層が全体の7.1%と高く、この層へのアプローチが間口拡大に有効と考えられる。
▼佐賀国際バルーンフェスタ・ファネル推計人口(全数ベース)※値が小さいため小数点第一位表示
▼唐津くんち・ファネル推計人口(全数ベース)※値が小さいため小数点第一位表示
来場経験者に直近来場時の来場人数を聴取した。
平均人数では「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が3.77人と最も高く、次いで「土浦全国花火競技大会」(3.52人)、「唐津くんち」「秩父夜祭」(いずれも3.04人)が続く。
また、コミックマーケットは「1人」が約4割、平均2.23人と、他の祭りとは傾向が異なる。
▼来場人数(来場経験者ベース)
来場経験者に直近来場時の同伴者を聴取した。
「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」「唐津くんち」では「配偶者」が最も高く、「コミックマーケット」「土浦全国花火競技」「秩父夜祭」は「友人/知人」が最も高い。また、「コミックマーケット」は「同伴者無し」が39%と他に比べて特に高い。
同伴者視点でみると、祭りごとに「家族系」「家族以外系」「単独系」といった特性の違いがあると推察される。
▼来場同伴者(来場経験者ベース)
来場経験者に自分ひとり分として使った金額(旅費や飲食費等すべて含む)を聴取した。
平均値をみると、「コミックマーケット」が16,608円、「唐津くんち」が16,358円で高く、次いで「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(13,317円)、「秩父夜祭」(10,034円)、「土浦全国花火競技会」(5,227円)が続く。
▼1人あたり支出額(来場経験者ベース)
【リピート率】を単年度の来場者の割合とみなし、【国内人口数】と【平均支出額】から祭りの関連消費額を推計した。
規模が最も大きいものは「コミックマーケット」で301億円、次いで「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(154億円)、「唐津くんち」(97億円)、「秩父夜祭」(79億円)が続く。
▼関連消費額推計
集客には混雑イメージ払拭と地域一体感の醸成が必要
来場者数増に資する情報として、来場意向があるものの来場したことがない理由を聴取した。
いずれも「混雑してそう」が共通して高い順位に付置している。
人の賑わいは祭りの構成要素ではあるものの、そこに起因する混雑が新規流入を阻害していることが読み取れる。映像配信や近年よく見られる有料観覧席の導入といった取組みの他にも、祭りの賑わいと混雑イメージ払拭の両立が成功要因の一つであると考えられる。
▼来場意向があるものの来場経験がない理由(来場経験なし&来場意向ありベース)
▼参加意向があるものの来場経験がない理由・順位表(来場経験なし&来場意向ありベース)
来場経験者に対して、まだ行ったことがない人にお勧めしたい度合いを11段階で聴取(0点:勧められない~10点:勧めたい)、点数を以下として再集計して整理した。
【批判者】 ・・・0~6点
【中立者】 ・・・7~8点
【推奨者】 ・・・9~10点
【推奨度】 ・・・【推奨者】-【批判者】
【推奨度】をみると、「唐津くんち」が24ポイントで最も高く、次いで「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が17ポイントで続き、この2つが他を大きく引き離している。
▼推奨度(来場経験者ベース)
前述のお勧めしたい度合いの理由を自由記述にて聴取した。
推奨度が高い祭りに注目すると、「唐津くんち」では、“城下町”や“伊万里焼や有田焼”、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」では“市内のいたるところでバルーンが見れる”や“駐車場や観光の心配が少ない”など、(近隣エリア含む)町全体としての観光資源を評価されている点が共通している。
また、「土浦全国花火競技大会」や「秩父夜祭」は、いわゆる“秋花火”を評価する声が挙がった。
▼推奨度理由(来場経験者ベース/主要意見抜粋)
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「Pontaリサーチ」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
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- 価格高騰が続く場合、「肉の購入量を減らす」(35.9%)や「外食を控える」(33.7%)の一方、「特に対応はしない」(31.7%)も一定数を占める
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