- 生活者トレンド
2023-03-20
注目のリスキリングに関する調査を実施

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、リスキリングへの認知や関心などを調査した「リスキリングに関する調査」(実施期間:2023年1月20日~1月26日)について、結果をご報告いたします。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年1月20日~1月26日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:年齢20歳~59歳かつ就労経験層
有効回答数:800名
※総務省「人口推計(2023年1月概算値)」の性年代別人口構成比およびスクリーニング調査結果による就労経験率を基にウエイトバック集計を実施
※調査結果は小数点第1位を四捨五入しています
リスキリングの認知度は34%と浸透途中の様子がうかがえる
20歳~59歳で就労経験のある方にリスキリングに関する調査を実施した。まず、スキル習得に関する意欲を聴取したところ、66%がスキル習得への意欲があると回答した。性年代別にみると、男性は20代、女性は20代~30代が70%以上と高い結果となった。
リスキリングの認知は、「詳しく知っている」が8%、「聞いたことがある程度」が25%となり、合わせると認知率は34%だった。性年代でみると、男女ともに若年層のほうが認知率が高い。
スキル習得への意欲はあるものの、リスキリングの認知は34%と浸透の途中である様子がうかがえた。
▼スキル習得への意欲(%)

▼リスキリング認知率(%)

リスキリングへの興味・関心は62%と注目度の高さがうかがえる
リスキリングへの興味・関心を調査(※)したところ、「関心がある」は62%と高い結果となった。性年代別でみると、男性は若年層ほど高く、最も高い20代で76%だった。女性も若年層のほうが高い傾向があり、最も高いのは30代で70%だった。
また、興味・関心がある内容は「情報(インターネットセキュリティなど)」が最も高く41%、次いで「プログラミング(35%)」「語学(31%)」「データ分析(31%)」が30%以上で続いた。性年代別でみると、「プログラミング」は男性30代、女性20代で50%以上と高い。また、「語学」は年代問わず女性で35%前後と高い。
※TOPICS 1のリスキリングの認知に関する設問後に、リスキリングの説明文を提示した上で、調査対象者全員に興味関心を聴取しています
▼リスキリングへの興味・関心(%)

▼興味・関心がある内容(%)

取り組み率は13%で、現キャリアのスキルアップに向けたリスキリングが多い傾向
リスキリングの取り組み率は全体で13%だった。性年代別にみると、男女ともに若年層ほど取り組む割合が高く、特に男性20代は24%と高かった。具体的に取り組んでいる内容は「情報(インターネットセキュリティなど)」が39%で最も高く、「データ分析(26%)」「プログラミング(25%)」が続いており、ICT関連(Information and Communication Technology:情報通信技術)が多い傾向となった。
取り組んでいる理由としては「仕事の幅を広げたい」が54%と突出して高く、次いで「会社内で昇進・昇格したい(29%)」と、職種の転換よりも現状の業務範囲の拡張を志向する傾向がうかがえる。
▼リスキリングの取り組み率(%)

▼取り組んでいる内容(%)

▼取り組んでいる理由(%)

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理想の資産配分は、「守り80%:増やす20%」が約2割。「わからない」が約3割で最多