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2023-02-02

男女1,000人に聞いた2023年恵方巻に関する調査

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、恵方巻の購入実態を探る「2023年恵方巻に関する調査」の結果をご報告いたします。

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年1月25日~1月26日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住20~60代の方
有効回答数:1,000名 ※性年代ごとに100サンプル回収

*数値は四捨五入による整数表示。このため一部合計値が一致しない箇所あり
*総務省:人口推計を基にウエイトバック集計を実施

 

【聴取項目】
– 恵方巻の予約/喫食予定
– 購入場所
– 恵方巻に求める要素①(充足時評価)
– 恵方巻に求める要素②(未充足時評価)

市販品の事前予約率7%、当日購入率40%。当日購入はスーパーマーケットが主流

2023年1月下旬時点における恵方巻の予約・喫食状況を聴取した。

「市販品(の恵方巻)を予約済」は7%、「市販品を食べるが予約なし」40%となり、これらを合算した【市販品購入率】は47%となった。
また、市販品は買わず「自作を食べる」割合は12%で、前述の【市販品購入率】と合せた【喫食率】は59%となった。

*調査時期2023年1月25日-26日のため、これ以降から当日までの予約分は考慮していない点に注意

 

▼恵方巻の予約/喫食予定

次に市販品の予約者または購入予定者に対して、購入場所を聴取した。

 

「スーパーマーケット」が71%で突出、次いで「コンビニエンスストア」19%、「百貨店・デパート」14%、「料亭・レストラン」6%となり、飲食物の取扱いがある実店舗の業態が上位となった。

 

▼購入場所(市販品予約or購入予定者ベース)

予約済⇔予約なしの予約別に購入場所の違いを確認した。

「コンビニエンスストア」「百貨店・デパート」「料亭・レストラン」は【予約済】層が【予約なし】層に比べて高く、事前予約に力を入れている様子がうかがえる。

 

一方、当日購入する【予約なし】層においては、「スーパーマーケット」が78%で突出しており、当日購入分の需要を大きく刈り取れている業態といえる。

 

▼購入場所(予約別・市販品予約or購入予定者ベース)

市販の恵方巻は見た目の豪華さやボリュームに商機あり

市販の恵方巻に関する18個の要素(≒特徴)を設定、その要素が実現できている商品に対する評価を聴取した。

実現できている時に【魅力的だと思う】割合が高い要素では、「具の種類が多い」「コストパフォーマンスが良い」「具の量が多い」「国産の材料」「食べごたえがあるボリューム」が約5割以上で上位に挙がる。
価格や具材のバランスに対する関心の高さが読み取れる。

▼充足時の評価(市販品予約or購入予定者ベース)

次に、18個の要素が実現できていない場合の評価を聴取した。

 

実現できていない時に【絶対に嫌だ】と感じる割合が高い要素として、「コストパフォーマンスが良い」「1本の大きさが規格外」「具の量が多い」「デザート代わりになる」が上位に挙がるものの、いずれも2割以下と低い結果となった。

イベント消費の商品で、且つ低単価という特性を有す恵方巻に対する関心の薄さが読み取れる。

 

▼未充足時の評価(市販品予約or購入予定者ベース)

上記を元に、18個の要素を狩野モデルにより以下の4つの次元に整理した。

 

・一元的品質 : 実現してないと不満、実現できていると満足度が向上する
・魅力的品質 : 実現していなくても不満はないが実現できていると満足に直結する
・当たり前品質: 実現して当然、できていないと絶対に嫌な
・無関心品質 : 実現の有無を問わず満足度に影響しない

 

市販の恵方巻に対する関心の薄さから、多くの要素が【無関心品質】に分類される中で、【魅力的品質】が高い要素として「具の量が多い」「具の種類が多い」「食べごたえがあるボリューム」「国産の材料」「高級感がある」「コストパフォーマンスが良い」が挙げられる。
具材のボリュームや豪華さに対して価値を見出していることが読み取れる。

 

▼狩野モデル分析結果(市販品予約or購入予定者ベース) ※太字は40%以上

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

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