• 生活者トレンド

2022-09-02

10代から60代に聞いたeスポーツに関する調査

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、男女10代から60代にゲームやeスポーツの実態を聴取した「eスポーツに関する調査」(実施期間:2022年7月20日~7月25日)の結果をご報告いたします。

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年7月20日~7月25日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住15歳~69歳の方
有効回答数:1,200名 ※各性年代ごとに100サンプル回収

eスポーツの認知度は71%と高いが、関心ありは10%とまだまだ低い。これからの市場拡大に期待

eスポーツの認知度は全体で71%で、内訳は「詳しく知っている」が9%、「聞いたことがある程度」は62%だった。性年代別でみると、女性40代が57%と低いものの、どの性年代でも半数以上は認知していた。
一方、eスポーツへの関心について「関心がある」は10%と、キャズム*を超えない結果となった。性年代別でみると、男性の10代から30代が20%以上と多く、性年代で大きな差が見られた。認知から関心へと意識をつなげることで、これからの市場拡大が期待される。

*キャズム理論:
キャズム理論とは、新たな製品・サービスが市場に普及するために超える必要のある溝について説いた理論のこと。イノベーター理論におけるイノベーターとアーリーアダプター(市場全体の計16%)を初期市場、アーリーマジョリティからレイトマジョリティ、遅滞者と呼ばれるラガード(同計84%)をメインストリームとして、これらの間には「キャズム」と呼ばれる大きな溝が存在し、キャズム理論ではこれを乗り超えることが市場を開拓するうえで重要だとしている。

▼eスポーツの認知度

▼eスポーツへの関心

eスポーツへの参加・視聴・観戦といった接触率は16%

eスポーツへの接触状況について、「参加」が3%、「視聴・観戦」が14%だった。「あてはまるものはない(84%)」を除いた、接触率は16%となった。性年代別でみると、eスポーツへの「関心がある」と同様に男性の10代から30代が多く、30%以上だった。
参加経験のあるジャンルは「シューティングゲーム(55%)」が最も高く、次いで「格闘対戦ゲーム(53%)」、「スポーツ(49%)」となった。視聴・観戦経験のあるジャンルも上位3つは「格闘対戦ゲーム(46%)」、「スポーツ(39%)」、「シューティングゲーム(33%)」と、参加ジャンルと同様の結果となった。
今後の接触意向について「参加」が4%、「視聴・観戦」が17%だった。「あてはまるものはない(81%)」を除いた接触意向率は19%となっており、これまでに接触経験があると回答した16%(接触率)から、3ポイントの増加に留まった。

▼eスポーツへの接触状況

▼参加経験があるジャンル ※eスポーツ参加者ベース

▼視聴・観戦経験があるジャンル ※eスポーツ視聴・観戦者ベース

▼今後のeスポーツへの接触意向

eスポーツの普及期待は「普及してほしい」が17%、「してほしくない」が20%と均衡状況

eスポーツの普及に対する期待は「普及してほしい」が17%、「普及してほしくない」が20%と均衡している状況。ゲームやeスポーツへの関与度別に普及期待をみると、ゲームのプレイや実況視聴がある層は、ない層と比べてeスポーツ普及への期待が高い結果となった。今後、eスポーツの普及には、ゲーム人口に対するeスポーツの訴求が影響を及ぼすと考えられる。

▼eスポーツの普及期待

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

お問い合わせ
  • 4月 1, 2024

    『春夏の旅行需要に関する調査』ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジ...

    #生活者トレンド

    • 全体の約4割に旅行意向があり、10代が最も高い
    • 行きたい旅行先は「国内」が半数を超える。旅行時期は夏休みシーズンの需要が高い
    • 希望の旅行相手は「家族」が全ての年代でトップ。10代では「友人」、20代では「恋人・パートナー」が他の年代より高い
    • 2泊以下の短期旅行が人気。ゴールデンウイークと夏休みの旅行の「予約はまだ」がそれぞれ8割以上
    • 旅行しない理由トップは「経済的な余裕がない」。旅行に代わる支出はなく、節約志向が伺える
  • 3月 27, 2024

    アイドルの推し活に関する調査

    #生活者トレンド

    • 推しの対象は、過去・現在ともに「アイドル」が1位
    • 人気トップは「J-POP男性アイドル」(46.0%)、次いで「J-POP女性アイドル」(34.0%)
    • 推し起用の広告によって購入した経験のある商品は、J-POP男性アイドル推しは「スイーツ・お菓子」、K-POP女性アイドル推しは「化粧品・美容商品」が多い
    • 音楽CDの購入理由は「イベント参加特典」「推しの売上ランキングを支える」。特にK-POPアイドルの推し活で高い
    • PERSONA+で見る価値観:アイドル推しは「我が道を行く自己陶酔タイプ」が多い傾向
  • 3月 18, 2024

    地方創生のための日本の祭り・イベントに関する基礎調査(1月~...

    #消費動向

    #生活者トレンド

    • 国民的認知度を誇る「さっぽろ雪まつり」はリピート率が課題
    • 「さっぽろ雪まつり」はネガ要因の寒さを逆手に取るイメージ戦略が求められる

お気軽にお問い合わせください

詳しくお知りになりたい方は
お問い合わせ