- 生活者トレンド
2022-08-02
若年層ほど美白意識が高い?世代別の日焼けに関する調査

8月に入り厳しい暑さが続いています。強烈な日差しが照りつけ、日陰を選んで歩く人は多いのではないでしょうか。最近ではメンズ日傘も販売されており、日傘をさす男性も見かけるようになりました。今回は、全国18歳以上の男女1,000名を対象に「日焼けに関する調査」を実施し、世代別に分析した結果をご報告いたします。(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査。実施期間:2022年6月29日~7月4日)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月29日~7月4日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:18歳以上 男女 全国
有効回答数:1,000名 ※性世代別に各125サンプル回収
(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査)
「日焼けしたくない」人は約7割
日焼けをしたいか聴取したところ、「日焼けしたくない」人が合計69%となった( 「絶対日焼けしたくない」27%、「あまり日焼けしたくない」42%)。性世代別では、Z世代女性の「絶対日焼けしたくない」が56%と最も高かった。男性においても「あまり日焼けしたくない」が全世代で最多となり、紫外線を浴びすぎないよう意識している人が多いことが確認された。


美白や色白になりたい人の合計は全体の49%となった。性世代別では、特にZ世代女性の「とても思う」が60%を超えて高かった。


お子様の日焼けについて「日焼けさせたくない」約6割
小学生以下のお子様がいる方を対象に、お子様の日焼けについて聴取したところ「日焼けさせたくない」が合計64%となった( 「絶対日焼けさせたくない」18%、「あまり日焼けさせたくない」46%)。
Z世代に続く新たな若者世代として注目されるα世代(現在の小学生以下)は、幼い頃から紫外線対策が習慣化している人が多いと考えられ、美白志向はブームではなく当たり前になるのかもしれない。

日傘男子「何とも思わない、気にしない」が約6割
男性が日傘をさすことについて、どのように思うか聴取したところ「何とも思わない、気にしない」が全体の62%となった。性世代別で見ると、男性は全世代の約半数が少し抵抗感があると回答しているが、女性は全世代の70%以上が何とも思っていないことが確認された。


日傘を使用している男性は1割未満
紫外線対策として普段使用しているファッションアイテムを聴取したところ、男性は「特にない」と回答した人が約5割であった。高年層においては、帽子の着用率が高い。日傘は全世代の女性が5割以上使用しており、夏の必須アイテムであることがうかがえる。
一方、男性にとっての日傘は抵抗感もあり、使用率は全世代で1割未満と少ない結果となった。

今回の調査では、Z世代女性の美白意識が最も高い結果になりました。親や先人の教えに学び、日焼けを避けるα世代は性別問わず増えていきそうです。熱中症防止の観点からも、陰を持ち歩く日傘男子が街にあふれる時代はそう遠くないかもしれません。
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
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