- コロナ
2022-07-11
外す?外さない?夏のマスク事情を調査
史上最速で梅雨が明け、記録的な猛暑が襲来しインドより暑いと話題になりましたね。そんな暑さのなか気になるのはマスクの着用。5月に条件付き緩和が示されましたが、みなさま適宜マスクを外していますか?今回は、全国18歳以上の男女993名を対象に「マスク緩和に関する調査」を実施し、世代別に分析した結果をご報告いたします。(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査。実施期間:2022年6月14日~6月17日)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月14日~6月17日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:18歳以上 男女 全国
有効回答数:993名 ※Z世代:244s、Y世代:251s、X世代:255s、58歳以上:243s回収
(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査)
条件が緩和されても「外さない派」が多い
マスク緩和についての考えを聴取したところ、「(条件が合っても)外さない」が41%で最も多い。「(条件が合えば)外す」との差はわずか4ポイントであった。
世代別で見ると、高年層においては「外さない派」が多いが、若年層においては「外す派」と「外さない派」がほぼ同率であった。
「周りの人が外しても自分はマスクを外さない」は5割を超える
着用基準に従ってマスクを外す人が目立ち始めた場合の対応を、「外さない派」を対象に聴取したところ、「周りの人が外しても自分はマスクを外さない」が5割を超えた。
世代別では、高年層の66%が「周りが外しても自分は外さない」と回答している。一方、 「暑い時は自分もマスクを外す」と熱中症対策を意識する人は、Z世代で最も多く34%となった。
マスクを外したい理由は「熱中症の心配」と「息苦しい」
マスク緩和への考えを自由回答で聴取し、テキストマイニングで分析した。
・「外す派」としては、「夏季の熱中症リスク増加への心配」や「密でない場所では外してもよい」「単純に息苦しい」という意見が多かった。
・一方、「外さない派」は「感染への不安」が多くを占め、一部「マスクを外すことが恥ずかしい」という意見もあった。
*UserLocal テキストマイニングで分析
*WordCloudにて表示(出現数の多い単語を把握可能)。文字の大きさは出現頻度の高さ、単語の色は青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞を示す
次に世代別で分析した。
・X世代以上は、マスク緩和に対して「不安」「心配」などネガティブな意見が多い一方、マスクへの「息苦しさ」を感じている。
・Y~Z世代は、「感染症リスク」を不安視する一方で、マスク着用による「熱中症リスク増加」を不安に感じている意見が(X世代以上と比較して)多い。
*UserLocal テキストマイニングで分析
*共起ネットワークにて表示(頻出単語の把握に加え、回答傾向が分類可能)。円の大きさは出現頻度の高さ、よく一緒に用いられる単語は同色、線の太さは単語同士の関連性の強さを示す
熱中症を防ぐために屋外ではマスクを外すよう呼びかけられていますが、今回の調査では僅差で「外さない派」が多い結果となりました。「暑い時は外す」臨機応変なZ世代に対し、高年層では暑くても「自分はマスクを外さない」という意見の人が多く熱中症のリスクが心配です。感染と暑さ対策の両方が必要な夏は始まったばかり。最近の感染者数増加も気になるところですが、マスクを正しく外して夏を乗り切りましょう。
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
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