- 生活者トレンド
2022-06-21
犬猫飼育者に聞いたマイクロチップ装着への意識
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、2022年6月の犬猫用マイクロチップ装着義務化をテーマとした「犬猫用マイクロチップに関する調査」(実施期間:2022年5月25日~5月26日)の結果をご報告いたします。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年5月25日~5月26日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:国内在住20~60代の方
有効回答数:1,000名 ※性年代ごとに各100サンプル回収
*調査結果は四捨五入による整数表示。
【参考:属性情報】
飼育しているペットを聴取した所、「犬」11%、「猫」9%、犬猫いずれかを飼育している「犬猫飼育者」は全体の18%。
▼ペット飼育状況
▼犬・猫飼育状況
▼ペット関連行動
「改正動物愛護管理法」2022年6月施行開始は認知率52%、犬猫飼育者ベースでは78%
ペットの犬や猫にマイクロチップの装着を義務づける「改正動物愛護管理法」が2022年6月に施行されることに対する認知有無を聴取した所、一般層全体(20-60代男女)では「知っている」17%、「何となく聞いたことがある程度」35%となり、これらを合わせた【認知率】は52%となった。本法に直接的影響がある犬猫飼育者ベースで見ると、一般層全体に比べて認知率が78%と高いものの、22%が「知らなかった」と回答しており、より一層の周知が必要と考えられる。
具体的な内容を提示して聴取した所、「22年6月以降に販売される犬猫はチップ装着が義務化」は(犬猫飼育者兼認知者のうち)70%と高いものの、「既に飼っている場合は努力義務」や「行方不明時の身元確認ができること」「半永久的に使用できること」などは認知が半数以下にとどまった。
また、犬猫飼育者にとって重要であることは、「行方不明時に身元確認ができること」「22年6月以降に販売される犬猫はチップ装着が義務化」「安易なペット遺棄の防止効果が期待できること」が上位となった。
▼マイクロチップ義務化認知有無
▼マイクロチップ義務化に関する認知・重視事項【犬猫飼育者&認知者ベース】
施行直前におけるマイクロチップ装着率2割程度。約4割の装着意向なし層が課題
マイクロチップの装着実態を聴取した所、「装着している」が23%、「装着していないが今後検討したい」が34%、これらを合わせた「装着+意向あり」は57%と半数以上ではあるものの、残り43%が「装着しておらず今後も装着しない」と回答している。また、飼育ペットの種類では犬と猫で装着率に差が見られた。
装着した/装着を検討したい“装着意向”の理由を見ると、「行方不明時の対策」が49%でトップ、次いで「購入時から装着されていた」「法律で義務化(努力義務)されている」が2割台となった。
一方、非装着理由は「体内に埋め込み健康面で心配なので」42%、「注射が痛くペットが可哀想なので」32%と心情面に関するものが上位に挙がる。また、「室内から出さないので」「メリットを感じないので」などの必要性を理由したものも2割台と高い。
▼マイクロチップ装着実態
▼装着/装着意向理由【チップ装着&装着意向あり】
▼非装着理由【チップ装着意向無し】
犬猫飼育者における本法への評価は賛成45%、反対17%、どちらでもない28%
マイクロチップ装着義務化に対する意識を聴取した所、一般層全体(20-60代)では「賛成」40%、「反対」10%、「どちらともいえない」50%となった。
犬猫飼育者ベースでは「賛成」45%、「反対」17%、「どちらともいえない」38%と本法への関心の高さがうかがえる。
▼チップ装着義務化への賛否
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
【追加レポートにつきまして】
本資料に記載した内容のクロス集計表もございます。
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