• コロナ
  • ライフスタイル

2022-05-27

世代別のストレスに関する調査

パンデミックや世界情勢により、誰もが不安を感じやすい日々が続いています。今回は、全国18歳以上の男女1,000名を対象に「世代別のストレスに関する調査」を実施した結果をご報告いたします。(Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査。実施期間:2022年5月2日~5月6日)

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年5月2日~5月6日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:18歳以上 男女 全国
有効回答数:1,000名 ※性世代別に各125サンプル回収
    (Z世代を18歳~26歳、Y世代を27歳~42歳、X世代を43歳~57歳として調査)

「ややストレスを感じている」が全世代で最も多い

世代別では「非常にストレスを感じている」はZ世代がトップ(18.8%)、高年層(8.4%)の2倍以上の結果となった。一方、「まったくストレスを感じることはない」は高年層がトップ(17.2%)。

ストレスの原因は「職場や学校での人間関係」が全体のトップ

Z世代においては「職場や学校での人間関係」(35.1%)に次いで「就職・転職」(23.8%)、「出社・対面授業」「家族との関係」が17.8%でつづく。「出社・対面授業」をストレスに感じている人が他世代よりも多いことから、オンライン化に適応している様子がうかがえる。一方、「コロナ関連」のストレスは年齢が上がるにつれて高くなり、高年層では2位となった。

今のストレスは「2年以上前から感じている」が全世代で最も多い

一方、Z世代においては「最近」感じ始めたストレスと、「2年以上前」から続くストレスがほぼ同率であり、時期による差が最も少ない点が他世代との大きな違いである。

ストレス解消法は全世代で「好きなものを食べる」「睡眠をとる」「ひとりの時間を過ごす」が上位

デジタルネイティブでありスマホネイティブであるZ世代は、「音楽を聴く」ことでストレス解消に繋がる人が38.6%。Z世代の4位となり、音楽配信サービスなどで音楽に触れる機会が他世代よりも多い様子がうかがえる。さらに他者へ気軽に相談できるソーシャルネイティブでもあり、「誰かに話を聞いてもらう」が29.7%で他世代よりも高い結果となった。

出費を伴う自分へのちょっとしたご褒美は、全世代で「好きなものを食べる」がトップ

Z世代においては次いで「ショッピングをする」が32%、「旅行へ出かける」が22.8%でつづく。

自分へのご褒美の頻度は、若年層ほど高い

Z世代とY世代は「月に数回」がトップ、X世代と高年層は「年に数回」がトップ。特にZ世代は、ご褒美の頻度が「月に数回」の人が約5割と高い傾向にある。

今回の調査では、コロナ影響を最も受けているとされるZ世代において「2年以上前から続くストレス」を今も感じている人は意外と少ない結果になり、他世代よりも思考転換が早い人が多いのかもしれない。また、オンライン化に難なく適応したデジタルネイティブ世代にとっては、コロナ前の日常であった「出社・対面授業」は現在のストレスの原因のひとつになっていることがわかる。

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

最新の自主調査や分析レポートをお届けするメルマガを配信!登録はこちら

  • 8月 26, 2024

    猛暑対策に関する調査 ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」と...

    #生活者トレンド

    • 男性の日傘利用は、日焼け対策が15.4%、涼を取る目的が12.6%
    • 「熱中症特別警戒アラート」の認知率は全体の48.2%。年代が上がるほど認知率が高い
    • クーリングシェルターを「機会があれば利用したい」人が全体の約8割
    • 熱中症対策の水分補給は20~40代が「水」、50~60代では「お茶」がトップ
    • 若い世代ほど熱中症の経験率が高い。20代では約4割に熱中症の経験あり
  • 8月 21, 2024

    訪日客向けの二重価格に関する調査

    #消費動向

    #生活者トレンド

    • 訪日客向けと国内客向けで料金を分ける「二重価格」の認知率は62.0%。2024年2月の調査から19.8ポイント上昇した
    • 約7割が訪日客向けの二重価格に「賛成」。2024年2月の調査から11.2ポイント上昇した
    • 国内で二重価格が許容できる場所は「文化施設」「自然保護区」が半数を超え上位
    • 二重価格への納得感には「料金差の基準」「使用目的」が明確であることが求められる
    • 二重価格のデメリットは「特になし」(45.8%)に次いで「差別的な印象を与える」(36.2%)が高い。一方、メリットは「観光資源の維持管理」(49.3%)がトップ
  • 8月 19, 2024

    15万人のPonta会員に聴いた 居住地行政の満足度に関する...

    #ライフスタイル

    #生活者トレンド

    • 出産・子育ての支援に対する満足度TOP3は、明石市、大垣市、流山市
    • 学校施設・教育の充実に対する満足度TOP3は、文京区、長久手市、長岡京市
    • 史跡や郷土芸能等の保存に対する満足度TOP3は、鎌倉市、京都市(北区)、府中市
    • 地域資源・産業のPR・ブランディングに対する満足度TOP3は、泉佐野市、長岡京市、北九州市(小倉北区)

お気軽にお問い合わせください

詳しくお知りになりたい方は
お問い合わせ