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2022-04-26
小中学生の頃に震災に接したZ世代の防災意識とは?

東日本大震災から11年。小中学生の頃に震災に接したZ世代と、その上の世代では防災意識にどういった差があるのでしょうか。今回は、全国18歳以上の男女1,000名を対象に「世代別の防災意識調査」を実施した結果をご報告いたします。(Z世代を18歳~25歳、Y世代を26歳~41歳、X世代を42歳~56歳として調査。実施期間:2022年2月21日~2月24日)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年2月21日~2月24日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:18歳以上 男女 全国
有効回答数:1,000名 ※性世代別に各125サンプル回収
(Z世代を18歳~25歳、Y世代を26歳~41歳、X世代を42歳~56歳として調査)
普段、「テレビ」からニュースの情報を得る人が全体の67.5%
一方、Z世代では「SNS」が64.4%でトップ、次いで「YouTube」が60%。「テレビ」はZ世代の3位で48.8%。


災害発生時においても、「テレビ」で緊急情報を確認する人が全体の66.2%で最も多い。
一方、Z世代では災害発生時でも「SNS」が58%でトップ、次いで「テレビ」が47.2%。


災害への備えは、全体の半数以上が「不十分である」と回答している
一方、「全く備えていない」 はY世代とX世代に多く27.2%。Z世代の22.8%を上回る。

高年層ほど「避難場所の確認」「ハザードマップの確認」「家具の転倒・落下対策」の実施率が高い。
災害への備えとして、すでに実施していることは、「日用品・水・食料品などの備蓄」が全世代で最も多い。また、「今後強化したいこと」においても、「防災グッズの購入」「モバイルバッテリーの携帯」を意識する人が高年層で高い傾向にある。


Z世代の親世代にあたるX世代は「ボランティア活動や寄付の経験はない」人が68.8%でトップ
全体の62.8% が「ボランティア活動や、寄付の経験はない」と回答している。一方、「地域のボランティア活動」においては、高年層の22.4%に次いでZ世代が21.2%。


加入している損害保険は、「自動車保険」が48.9%でトップ。 次いで「火災保険・建物への補償」「火災保険・家財への補償」「地震保険」がつづく。

今回の調査では、災害への備えとボランティア活動共に高年層が最も意識が高い結果になった。Z世代においては、高年層に次いでボランティア意識が高い。震災後に社会問題の教育を受けて育った背景があるからかもしれない。最後に、過去の災害から学んだことをZ世代に自由回答で聞いてみた。
・変にネットの情報を鵜呑みにしない
・ボランティアを積極的にしていきたい
・避難訓練では本当の火災だと想像しながら訓練した
・災害が起きても慌てないこと
【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。
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