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2022-01-21

テキストマイニングで今年の消費者ニーズを発見⁉

全国10代~50代の男女1,000名を対象に「いま関心のあるコト・モノに関する調査」を実施しました。流行を知る“情報源”を複数回答で、“食・美容への関心”と“今年やりたいこと”を自由記述で聴取。回答者が純粋に想起した自由な意見を、今回はテキストマイニングで情報を抽出し分析しています。頻出単語は昨年のトレンドを反映したコト・モノのほか、今年の消費者ニーズに繋がる有力な情報もあるかもしれません。(実施期間:2021年12月17日~12月20日)

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月17日~12月20日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:10代~50代 男女 全国
有効回答数:1,000名 ※年代別に各200サンプル回収

トレンドの情報源

流行や話題になっていることを知る情報源として、10代~30代のトップは「YouTube」。10代では「テレビ番組」が33.5%に対して「YouTube」が78%、20代においても倍以上の差で「テレビ番組」より「YouTube」を情報源としていることがわかった。世界各国でテレビ離れの傾向があるとされているが、特に若年層のテレビ離れは進行している様子。

▼流行や話題になっていることを知る情報源

“食”への関心を頻出単語で分析

食のキーワードとして、「糖質」「タンパク質」「プロテイン」「発酵食品」が挙げられ、健康志向がうかがえる。オートミールや、大豆ミートといった代替食品への関心も高い。オミクロン株の感染急拡大に伴い、免疫力アップやヘルシーグルメは今年もニーズが高まると予測される。 昨年はマリトッツォをはじめ、台湾カステラ・カヌレ・ジビエ・チーズダッカルビなど海外の食文化が流行したが、調査時点でも関心が高い様子。

*UserLocal テキストマイニングで分析
*WordCloudにて表示(出現数の多い単語を把握可能)。文字の大きさは出現頻度の高さ、単語の色は青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞を示す

“美容”への関心を頻出単語と相関関係で分析

美容への関心の対象は大きく2層に分かれている。
①美容整形/医療脱毛/シミ取り/ボトックス注射などの医療行為に関心を持つ層
⇒2021年の美容トレンドワードのシカコスメ(韓国発祥)にも関心がある。
②コロナ禍でのマスク生活により、スキンケアに力を入れたい層(赤点線)
⇒マスクでの肌荒れ対策や、マスクにつかないメイク用品に関心が高い。

*UserLocal テキストマイニングで分析
*共起ネットワークにて表示(頻出単語の把握に加え、回答傾向が分類可能)。円の大きさは出現頻度の高さ、よく一緒に用いられる単語は同色、線の太さは単語同士の関連性の強さを示す(以下同じ)

生活の必需品となった「マスク」は、韓国発の立体構造マスクが日本でも流行しており、プチプラでコスパがいい韓国コスメも人気。K-POPアイドル、配信作品、グルメ、美容分野においても韓国ブームは今後も続くと考えられる。

“今年やりたいこと”を頻出単語と相関関係で分析

コロナの影響で制限されていた「旅行」への関心が最も高い。また、「ダイエット」や「投資」に関心がある人も多くみられた。昨年の新語・流行語大賞にノミネートされた「推し活」というワードも出現している。

▼2022年やりたいこと

黄点線:コロナの影響で制限されてしまったことをやりたい層
赤点線:仕事を頑張ったうえで、海外旅行に出かけたい層

2022年やりたいことのキーワード
①旅行/ライブ/イベントなど「外出関係」
②資格取得/勉強/ダイエットなど「自己研鑽関係」
③受験/婚活/転職など「人生の転機になるイベント」
④投資/貯金など「お金関係」

感染力の強いオミクロン株の影響が不安視されるなかでも、自己研鑽に励もうとする人や、人生の転機となるイベントの成功を目標とする人など、前を向く生活者の様子がうかがえる結果となった。

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

  • 4月 26, 2024

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    • 近所での過ごし方は「ショッピング」「外食、カフェ」がそれぞれ5割を超える
    • 一緒に過ごしたい相手は、1位「家族」が約6割、2位「一人」が約3割
  • 4月 24, 2024

    世代別のお金の使い方に関する調査

    #消費動向

    #生活者トレンド

    • 毎月自由に使える金額は、Z世代の「3万円~5万円未満」が最も高い
    • 全世代で「旅行/観光」「外食/食事」にお金を使いたい意向が高い。若い世代ほど「貯金」「投資」の意向が高い
    • 今後保有したい金融資産は、「NISA」がZ・Y・X世代で約3割ずつと注目度が高い
    • 毎月の貯金額は、Z・Y・X世代で「3万円未満」が7割弱
    • 普段の買い物で利用頻度の高い支払い方法は、1位「クレジットカード」、2位「現金」
  • 4月 1, 2024

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    #生活者トレンド

    • 全体の約4割に旅行意向があり、10代が最も高い
    • 行きたい旅行先は「国内」が半数を超える。旅行時期は夏休みシーズンの需要が高い
    • 希望の旅行相手は「家族」が全ての年代でトップ。10代では「友人」、20代では「恋人・パートナー」が他の年代より高い
    • 2泊以下の短期旅行が人気。ゴールデンウイークと夏休みの旅行の「予約はまだ」がそれぞれ8割以上
    • 旅行しない理由トップは「経済的な余裕がない」。旅行に代わる支出はなく、節約志向が伺える

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