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2021-12-24

Z世代のファッションに関する調査

全国18~56歳の男女1,020名を対象に「ファッションに関する調査」を実施しました。まもなく新年を迎え、初売りや福袋、バーゲンセールが始まります。一般的には財布の紐が緩む時期とされていますが、次世代を担うZ世代はファッションにおいてどういった消費意識があるのでしょうか。今回は、Z世代を18歳~25歳、Y世代を26歳~41歳、X世代を42歳~56歳として、ファッションの世代別消費意識を調査しました。(実施期間:2021年12月9日~12月13日)

調査結果詳細

調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月9日~12月13日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
    (Ponta会員で「Pontaリサーチ」への会員登録をしていただいている方)
調査対象:18~56歳 男女 全国
有効回答数:1,020名 ※性世代別に各170サンプル回収
(Z世代を18歳~25歳、Y世代を26歳~41歳、X世代を42歳~56歳として調査)

Z世代女性60%、男性45.9%が福袋購入経験あり

福袋は女性の購入者が多く、全世代で6割を超えている。 Z世代では女性60%、男性45.9%が福袋購入経験ありと回答。衝動買いをあまりしないとされるZ世代にとっても、福袋は魅力的な様子。

▼福袋購入経験

バーゲンセールにおいてリベンジ消費は控えめの予測

Z世代女性はバーゲンセールでの購入意向が全世代で最も高いが、予算は低めの「1万円未満」と回答した人が42.9%。Z世代男性は今季のバーゲンセールで購入意向がない人が最も多く38.8%。全体的にもコロナ影響で抑えていた消費の反動、いわゆるリベンジ消費はバーゲンセールにおいては控えめになる予測。

▼今季バーゲンセールの自分用洋服代予算

価格に敏感で、高望みしない現実重視なZ世代女性

Z世代女性は、おトクになるタイミングを「意識する」が全世代で最も高い50%。また、ハイブランドよりも低価格で購入しやすいブランド・ショップを好み、トレンドを意識しつつも価格に敏感な様子がうかがえる。

▼セールなど、おトクになるタイミングを意識して買い物をしますか

▼Z世代女性

無駄遣いは控え、時には背伸びするZ世代男性

Z世代男性は、「普段購入するブランド・ショップ」は低価格帯がメインであるが、同世代の女性と比較するとハイブランドにも興味があり、欲しいものは高くても購入する傾向がある。

▼Z世代男性

2022年の福袋は「買わない」が5割超え

全体では2022年の福袋は「買わない」と回答した人が5割を超える。 全世代で女性の購入意向が男性よりも高い。 また、Z世代においても「お菓子・スイーツ系」「ファッション系」の購入意向が見られる。

▼2022年福袋購入予定

Z世代のジェンダーレス意識は7割を超える

全体の65.1%が「女性用・男性用関係なく、自分の気に入ったものを身につけたいと思う」と回答。世代別で見ると、Z世代では7割を超えており、ジェンダーレス意識が最も高い。

▼女性用・男性用関係なく、自分の気に入ったものを身につけたいと思われますか

本調査において、同じZ世代でも性別によってファッションの消費意識の違いが見られた。 消費に保守派なZ世代女性は、セールに関心があり福袋もおトクだと思えば購入していることが確認できた。また、高級ブランド品への憧れは、親世代にあたるX世代と比べると特に女性で低い傾向にあり、これからの世界を支えていく世代は堅実な消費意識がうかがえる結果となった。

【参考情報】
▼X世代女性

▼X世代男性

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】
調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

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    • 連休の間にある平日3日間の休暇予定者は各日約2割。最大10連休は少数派の見込み
    • ゴールデンウイークの予定は、1位「自宅で過ごす」(56.0%)、2位「近所・近場のおでかけ」(26.6%)、3位「日帰り旅行」(12.3%)
    • 自宅での過ごし方は、10~20代では「動画配信サービス視聴」、30~40代では「掃除・片付け」、50~60代では「テレビ番組視聴」がトップとなり、年代による違いが見られる
    • 近所での過ごし方は「ショッピング」「外食、カフェ」がそれぞれ5割を超える
    • 一緒に過ごしたい相手は、1位「家族」が約6割、2位「一人」が約3割
  • 4月 24, 2024

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    • 毎月自由に使える金額は、Z世代の「3万円~5万円未満」が最も高い
    • 全世代で「旅行/観光」「外食/食事」にお金を使いたい意向が高い。若い世代ほど「貯金」「投資」の意向が高い
    • 今後保有したい金融資産は、「NISA」がZ・Y・X世代で約3割ずつと注目度が高い
    • 毎月の貯金額は、Z・Y・X世代で「3万円未満」が7割弱
    • 普段の買い物で利用頻度の高い支払い方法は、1位「クレジットカード」、2位「現金」
  • 4月 1, 2024

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    • 全体の約4割に旅行意向があり、10代が最も高い
    • 行きたい旅行先は「国内」が半数を超える。旅行時期は夏休みシーズンの需要が高い
    • 希望の旅行相手は「家族」が全ての年代でトップ。10代では「友人」、20代では「恋人・パートナー」が他の年代より高い
    • 2泊以下の短期旅行が人気。ゴールデンウイークと夏休みの旅行の「予約はまだ」がそれぞれ8割以上
    • 旅行しない理由トップは「経済的な余裕がない」。旅行に代わる支出はなく、節約志向が伺える

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