• 生活者トレンド

2024-02-08

2024年バレンタインに関する調査

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、消費行動の実態把握に資する基礎情報提供を目的とした「2024年バレンタインに関する調査」の結果をご報告いたします。

調査結果詳細

調査方法 : インターネット調査
調査期間 : 2024年1月31日~2月3日
パネル : 「Pontaリサーチ」会員
     (Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)
調査対象 : 国内在住15~79歳の方 ※本リリースは女性層の回答のみを掲載
有効回答数 : 1,400名 ※性別×年代10代刻み各100サンプル回収

【聴取項目】

バレンタイン関連

– 「バレンタインデーにチョコなどの贈り物をしないといけない」雰囲気有無

– 「バレンタインデーにチョコを渡す日本独自の風習」への賛否

– 「バレンタインデーにチョコを渡せる関係性の相手」有無

– バレンタイン意識

– チョコなどの贈り物を渡す人数/金額 ※自由記述

 

属性

– 性年代

 

 

【補足】

資料中のグラフは特に記載がない限り、下記としている。

– グラフ単位:%

– 数値は四捨五入のため一部合計値が100%にならない箇所あり

– アンケートで呈示した選択肢を統合・再集計した結果を掲載している設問あり

– 総務省:人口推計を基にウエイトバック集計を実施

– n=30未満は参考値扱い

2024年は渡す人数:1.69人、予算額:2,091円、1人あたり平均:1,241円

“バレンタインにチョコなどの贈り物をしないといけない雰囲気”の有無を聴取した。

女性全体では「雰囲気がある」は42%。 年代別では、20代以下と60代で、「雰囲気がある」が半数以上と高い。

▼「バレンタインデーにチョコなどの贈り物をしないといけない」雰囲気有無(年代別/全数ベース)

“バレンタインデーにチョコレートを渡す日本独自の風習”に対する賛否を聴取した。

 

全体では、【賛成計】(「賛成」+「どちらかというと賛成」)49%、【反対計】(「反対」+「どちらかというと反対」)51%と拮抗している。

年代別では、低年代ほど【賛成計】が高い。特に15-19歳では74%でイベントを許容する姿勢が読み取れる。

 

 

 

▼「バレンタインデーにチョコを渡す日本独自の風習」への賛否(年代別/全数ベース)

“バレンタインにチョコを渡せる関係性の相手”の有無を聴取した。

 

全体では、「配偶者」42%、「配偶者以外の家族」24%が上位に挙がる。また、いずれか渡せる関係性の相手がいる【相手あり計】は69%となった。

 

年代別では、「同性の友人・知人」は15-19歳において57%と過半数を超えており、“異性に渡すもの”という旧来の枠組みを超えたイベントと位置付けられている。

 

 

 

▼「バレンタインデーにチョコを渡せる関係性の相手」有無(年代別/全数ベース)

前述の【渡せる関係性の相手有無】【やらないといけない雰囲気有無】【賛否】の3軸、計8分類で市場を整理した。

 

(下図の黄色部分)”賛成しているものの渡せる関係性の相手がいない層“が約1割(=9%)でマーケットの空白が存在しており、この層へのアプローチが間口拡大に寄与すると考えられる。

 

 

 

▼市場構成比(全数ベース)

2024年のバレンタインデーの予定として、以下2点を聴取した。

 

● チョコレートなどの贈り物を渡す人数

● チョコレートなどの贈り物を購入・準備するための合計金額(税込み)

 

【渡す人数】をみると、全体では1.69人、15-19歳では平均4.00人と突出して多い。

 

【購入・準備額】をみると、全体では2,091円、30-40代は他の年代よりやや高い。また、これらを基に算出した【1人あたり平均】は、全体では1,241円となった。

 

15-19歳に着目すると、【渡す人数】の多さと【1人あたり平均】の低さが際立っており、幅広い相手にカジュアルに渡していることが読み取れる。

 

 

 

▼チョコなどの贈り物を渡す人数/金額(年代別/全数ベース)

悩む10代、楽しむ30代

バレンタインに対する意識を【相手】【世相】【商品選定】の3つの観点にて聴取した。

【相手】
全体では「自分が食べるチョコレートも買う」が24%と高く、渡す相手が介在しない自家消費マーケットが確認できた。特に30-40代ではこのマーケットが3割前後と大きい。

 

また、15-19歳は他の年代と比べて「本当は渡したいが渡せない人がいる」「惰性で渡し続けている相手がいる」「渡すかどうか難しい関係性の相手がいて悩む」「できる限り渡す人数を減らしたい」が高い一方で、「もっと気軽に多くの人に渡すようなイベントになって欲しい」も高くなっており、悩まず気軽に渡せるようなイベントを期待する様子がうかがえる。

 

【世相】
30代では「多くの種類のチョコが並ぶのを見て楽しんでいる」、「イベントで世間が盛り上がっていることが楽しい」が高く、贈答とは別次元でイベントの空気を上手に楽しんでいるといえる。

 

【商品選定】
全体では、「いつも買うブランドがある」6%、「いつも買いに行く店がある」4%、「海外のブランドの方が良い」1%と低い。商品/店舗ブランドを軸に商品選定を行う層は限定的といえる。

 

また、15-19歳は「渡すチョコレートを考える・選ぶのが面倒」が11%、「チョコレート以外の物を渡している」が12%となっており、贈答品がチョコレート以外にも拡がる兆しが見える。

 

 

▼バレンタイン意識(年代別/全数ベース)

2023年バレンタインに関する調査はこちら↓

 

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】

調査結果引用・転載の際は、“「ロイヤリティ マーケティング」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

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