LINE公式アカウントの友だちを分析するには？Pontaデータを活用したユーザー像の可視化事例
【Pontaマーケティングラボ vol.10】

LINE公式アカウントを活用すれば、店舗や企業のアカウントの友だちになったユーザーに対し、LINEのトーク画面からメッセージを届けられます。ユーザーとのOne to Oneコミュニケーションを実現できるツールとして、LINE公式アカウントをCRM（Customer Relationship Management：カスタマー リレーションシップ マネジメント）として活用している企業は少なくありません。

LINE公式アカウントをCRMとして効果的に活用するためには、それぞれの友だちに対して適切なメッセージを訴求することが重要です。ターゲットに合わせてメッセージを出し分けることができれば、アカウントのブロック防止にもつながります。

ターゲットごとにメッセージを出し分けたり、配信タイミングを調整したりするためには、友だちのユーザー像の把握が欠かせません。登録している友だちの傾向をつかむことが、LINE公式アカウントを活用したマーケティングの第一歩ともいえるでしょう。

LINE管理画面の分析項目は以下の通りです。
・追加数
・ターゲットリーチ数
・ブロック数
・属性情報（性別／年齢／地域）
・友だち追加経路

ただし、LINE管理画面の分析項目だけでは情報が限定的なため、LINE公式アカウント上の友だちの傾向を詳しく分析するのは難しいのが現状です。

LINEユーザーをPontaデータと掛け合わせれば、広告主企業のLINE公式アカウントの友だちをさまざまな角度から分析可能です。

Pontaでは、各会員の購買・消費行動や位置情報、業種利用情報のほか、ライフスタイルや趣味嗜好、価値観パネルも保有。さまざまな情報を組み合わせて活用することで、広告主企業のLINE公式アカウントの友だちに、どのような傾向のユーザーが多いのかを捉えられます。

PontaのLINE公式アカウントの友だちがどのようなユーザーなのかを把握するために、Ponta LINE公式アカウントの友だちのうちPontaとの連携が確認できている人たち（B）について、さまざまな指標を用いて分析。Pontaのアクティブ会員（A）との比較から、LINE公式アカウントの友だちの傾向を明らかにしました。

対象集団：
A：Pontaアクティブ全会員
B：Ponta会員かつPonta LINE公式アカウント友だち

Ponta会員のアクティブ会員全体で見ると、女性の比率が男性よりもやや高いものの、男女比率に大きな差はありません。一方LINE公式アカウントの友だちを性別年代で分析すると、10～50代の幅広い層で女性の比率が大きく高まることが分かりました。

アンケートや日常の購買・行動データをもとにしたPontaオリジナルの価値観セグメント「PERSONA＋」を活用し、Ponta公式アカウントの友だちを分析。Pontaアクティブ会員と比較したところ、「CL3：無難な現状維持生活者タイプ」「CL13：コミュニティ重視の安定志向タイプ」「CL14：内向的な八方美人タイプ」「CL1：こだわり重視のリーダータイプ」の比率が高いことが分かりました。

ここから、Ponta LINE公式アカウント友だちには、やや保守的な価値観を持ちつつも、協調性が高くバランス感覚を持ち合わせている人が多いと考察できます。

Ponta会員のリアル店舗利用データを利用して、業種別の店舗利用状況を分析。Ponta LINE公式アカウントの友だちはPontaのアクティブ会員全体と比較して、「スーパー」「百貨店」「家電量販店」「リサイクルショップ」の利用率が高く「ガソリンスタンド」の利用率が低いことが分かりました。これは、PontaのLINE公式アカウントの友だちの中に、相対的に女性が多いことも一因と考えられます。

Ponta Adsでは、LINEとPontaのデータを連携することにより、LINEのプラットフォーム上でPontaデータを活用したメッセージ配信・広告配信から、Pontaデータを用いた分析までを実現。

各企業のLINE公式アカウントおよびLINE広告において、ユーザーの傾向を捉えたプランニングから配信、その後の改善までを一気通貫でご提供することで、各企業のLINEを活用したマーケティング全般をご支援します。

Pontaデータを活用することで、各企業のLINE公式アカウントの友だちの傾向をファクトで捉えられるため、ユーザー像をもとにしたメッセージ配信につなげることが可能です。LINE公式アカウントの友だちの傾向に合わせたマーケティングに取り組みたい企業の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。