コラム
2023-10-05
LINE公式アカウントの購買分析をPontaデータで実現!
~「SoftBank World 2023」で事例発表~
2023年10月開催の「SoftBank World 2023」にて、LINE株式会社の提供する「LINE データクリーンルーム for Client」における購買分析事例として、ロイヤリティ マーケティングのPonta購買データを活用した事例が紹介されました。
目次
LINE データクリーンルーム for Client でPonta購買データによる分析が可能に
LINE データクリーンルーム for Client上で、LINE公式アカウントおよびLINE広告の配信結果と、当社の保有するPonta購買データを掛け合わせて、ユーザー単位で接触から購買までを計測できるようになりました。
今までLINEの管理画面上ではリーチや開封といったオンライン指標でしか広告効果を測定できませんでしたが、LINEデータクリーンルーム上でPonta購買データとの連携により、広告に接触したユーザーがどのくらい実店舗での購入まで至ったのかを分析可能になります。
現在は当社のLINE公式アカウントおよびLINE広告が分析対象となりますが、広告主企業のLINE公式アカウントおよびLINE広告での配信においても、Ponta購買データによる購買分析を実現できるよう開発を進めております。
「Ponta」LINE公式アカウントでメッセージ配信~購買分析までを実施
「Ponta」のLINE公式アカウントにて、Ponta提携社(家電量販店)のポイントキャンペーン訴求メッセージを配信し、対象提携社での購買をCVとして購買分析を行いました。
まず、配信全体で見るとメッセージを開封した60.7%のユーザーのうち、0.48%が対象提携社での購買まで至ったことが可視化できました。これはPontaデータをLINEデータクリーンルームで活用して新たに得られる広告効果の評価指標となります。
メッセージ配信による購買率の向上
次に、メッセージを受け取った(開封した)ユーザーと、あらかじめ比較群として用意していたメッセージを受け取っていない(配信していない)ユーザーの購買率を比較してみます。メッセージを受け取ったユーザーの方が、対象の家電量販店での配信前後で比較した際の購買率のリフトが7%高く出ており、メッセージ配信が購買者獲得に寄与していると言えます。
セグメントごとの数値分析
また、今回は配信時のターゲティングにもPonta購買データを活用しました。対象提携社における広告配信前のユーザーの購買行動に応じて既存・休眠・新規の3種類のセグメントを作成し、メッセージ配信(※)を行いました。
結果として、購買率は既存、休眠、新規の順に高い傾向となり、既存以外の顧客にも一定の効果が見られました。開封率も同じ傾向ですが、媒体特性から全体的に6~7割と高い開封率となっています。
このように、LINE データクリーンルーム上でPonta購買データを活用することで、各セグメントの購買率を計測・評価できるため、例えば購買に寄与したセグメントに予算を集中させたり、他配信と比較して最適なタッチポイントを検討したりというように、次回の配信プランニングに活用できます。
リアル購買データを活用したデジタル広告の配信・配信後の購買行動の分析なら
ロイヤリティ マーケティングでは、LINEをはじめとして多数のプラットフォーマーと連携しており、リアル購買データを活用したデジタル広告の配信や広告配信後の購買行動の分析が可能です。
本コラムで紹介した事例に関すること、またその他リアル購買データを活用したプロモーション&分析にご興味がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
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※Ponta購買データを活用したセグメント配信
分析だけでなく、各広告主企業のLINE公式アカウント上でPonta購買データを活用したターゲティングによるメッセージ配信が可能です。
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