LINE Data Clean Room －Pontaデータ分析サービス－

広告主企業のLINE データクリーンルーム（LDCR）にPontaの購買データを連携することで、
広告主企業が自らLINE上でのプロモーションの購買効果を分析する仕組みを実現

リアル店舗での購買促進のためにLINE広告やLINE公式アカウントを活用したプロモーションを実施した際、企業が保有する自社データのみでは購買につながったかどうかを把握することが困難なケースがあります。そこでPontaの購買データを活用すれば、LINE施策の購買効果の分析が可能となるのです。

LINE Data Clean Room －Pontaデータ分析サービス－は、Pontaの購買データのうち対象商品の購買データを、個人を特定しない形でセキュアにLINEヤフー社のLDCR上で広告主企業のLINE公式アカウントやLINE広告に関するデータに連携。さらに同社を介して広告主企業のLDCRにPontaデータを連携することで、広告主企業が自らLINEプロモーションの購買効果を分析できるようになりました。

広告主企業は本サービスを利用することで、LINE公式アカウントのメッセージやLINE広告を配信した結果、対象商品の購買にどの程度つながったのか、購入率や購入金額を可視化できます。配信接触者と非接触者の配信前後における購買行動の比較や、配信セグメント別の購買効果の比較が可能となるため、開封やクリックではなく実購買をもとに効果の高いセグメントを把握できます。

本サービスは、LINEヤフー株式会社（以下「LINEヤフー社」）とロイヤリティ マーケティングがデータ連携契約を締結し、実現したものです。広告主企業による新たな個人情報保護法上の本人同意の取得対応なく、LDCR上で広告主企業のLINE公式アカウントやLINE広告に関するデータLINEデータに加えて、Pontaデータを分析にご利用いただけます。

飲料メーカーA社のアルコール飲料αのプロモーションにおいて、A社 のLINE公式アカウントの友だちのうちⅠ～Ⅴの5つのセグメントに対しメッセージを配信し、その配信効果をPontaの購買データを用いて分析しました。

配信媒体：飲料メーカーA社の LINE公式アカウント（20歳以上のユーザーのみを対象とするアカウント）
配信内容：アルコール飲料αを含む複数商品を紹介する動画
配信対象者：A社公式アカウントの友だち（5つのセグメントに分類）
購買集計対象：アルコール飲料αの購買者

下図は、A社公式アカウントのうち各セグメントのメッセージ接触者（開封した人）と非接触者について、メッセージ配信期間前後2週間ずつのαのリアル店舗購買率を可視化したものです。

メッセージ配信後のαの購買率はA社公式アカウントの非接触者でも上昇しています。それと比較して、セグメントⅠ、Ⅱ、Ⅳはさらに高い購買率増加が見られました。一方で、セグメントⅢとⅤでは上昇幅が比較的小さく、購買行動への影響が限定的だったと考えられます。

このように、本サービスを活用することで、配信セグメントごとの購買効果を定量的に把握し、リアル店舗での購買に寄与するターゲット層を可視化できます。これにより、効果の高いセグメントに重点的に広告予算を投下する、配荷計画を最適化するなど、マーケティング戦略全体の高度化につなげることが可能です。

Ponta Adsをご活用いただけば、広告主企業のLINE公式アカウントやLINE広告で、Pontaデータを活用したターゲティング配信ができます。「LINE Data Clean Room －Pontaデータ分析サービス－」をご活用いただけば、広告主企業のLINEのプラットフォーム上で、Pontaデータを活用したターゲティング配信～購買分析までが可能です。

これにより、ターゲット選定、配信、分析、次回ターゲット選定…と、広告主企業のLINEのプラットフォーム上で、Pontaデータでユーザー像を捉えたPDCAサイクルが実現します。

ロイヤリティ マーケティングは、以前より、Pontaのさまざまなデータを活用しLINEプロモーションを精緻に分析する「Ponta Ads LINE分析機能」を提供しています。広告主企業ごとに専用の分析環境を構築し、Pontaのデモグラフィックデータ・購買データ・アンケートデータなどを用いて、さまざまな分析が可能です。

LINE公式アカウントの友だち分析に基づくプランニングや、購買にとどまらないプロモーションの効果分析からのPDCAなどにご興味のある方は、「Ponta Ads LINE分析機能」のご利用もぜひご検討ください。