コラム
2025-08-06
Pontaのアンケート広告とポイントを活用し新規会員を獲得!
東北電力の首都圏での顧客接点の創出事例
目次
東北電力株式会社(以下、東北電力)のリビング営業部は、デジタル上での顧客接点の一つとして、東北地方のおでかけ情報サイト「おでCafe」を運営しています。電力小売が完全自由化される2016年4月まで、東北電力は東北6県と新潟県のみで電力を供給していたため、東北以外の地域、特に首都圏で顧客接点が少なく、会員獲得が難しいという課題をお持ちでした。
そこで同事業部では、ロイヤリティ マーケティングが提供するアンケート広告とPontaポイントを活用し、「おでCafe」のプロモーションを実施。Pontaのプロモーションを活用することで、これまで顧客接点のなかった首都圏の新規会員を獲得することに成功しました。
本プロモーションの背景やPontaを活用したマーケティングソリューションを利用することで得られた成果について、同事業部 セールスサポートグループの大泉圭太様、平野愛実様にお話を伺いました。
顧客とのデジタル上での接点として情報サイト「おでCafe」を運営
― 今回プロモーションをご依頼いただいた「おでCafe」は、どのようなサイトですか?
平野様:「おでCafe」は、東北6県と新潟県のおでかけ情報サイトです。地域に精通した東北電力社員が、各エリア内のイベントやお店のご紹介、クーポンなどを発信しています。特に人気なのが、地元企業のおすすめ商品・サービスが抽選であたるプレゼント企画です。

― どのような目的で「おでCafe」を運営されているのでしょうか?
平野様:私たちリビング営業部は、東北6県と新潟県のお客様に向けて、最適な電気料金プランのプロモーションや提案を行っています。その中で、お客様とのデジタル接点を持ちたいという考えで生まれたのが「おでCafe」です。電力の自由化で、お客様が自らさまざまな電力会社のプランを選べるようになった中、地域に根差した情報を発信していくことで東北電力のファンを増やしたいと考えています。
「おでCafe」を首都圏の顧客接点に
日本ではかつて、各地域の電力会社がそのエリアにお住まいの各ご家庭に向けて電力を供給・販売していましたが、2016年4月1日以降、電気の小売業への参入が全面自由化され、消費者が電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。それにより、消費者は居住地域以外の電力会社からの電気の購入が可能になり、各電力会社は新たな地域での電力供給・販売を始めたのです。
東北電力でも、首都圏の一般家庭に向けて「よりそう、でんき」という電気料金プランを展開。関東地方の1都6県(栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)と山梨県、静岡県の一部(富士川以東)を対象に、電力を供給・販売を行なっています。
― 今回、首都圏のPonta会員向けに「おでCafe」のプロモーションをご依頼いただきました。なぜ首都圏向けにアプローチしようと考えていらっしゃるのですか?
平野様:東北電力では、首都圏向けの電力プラン「よりそう、でんき」の契約を増やしていきたいと考えています。ただ、最初から首都圏のユーザーに東北電力のプランをご紹介しても、なかなか契約には結びつきません。
「おでCafe」は、電気契約の有無に関わらず会員登録をしていただけるサイトです。もともとは東北管内のお客様とのデジタル接点として構築されたものですが、首都圏の顧客との接点として「おでCafe」を活用できるのではないかと考え、プロモーションを進めています。

▲平野愛実様/東北電力 リビング営業部
―「おでCafe」のプロモーションを当社にご依頼いただいた理由を教えてください。
平野様:東北電力では複数のWebサイトやメールマガジンを運営しており、東北管内の顧客とはある程度接点が持てている状態です。「おでCafe」のプロモーションにおいても、地元ユーザーにアプローチするのであれば、自社のWebサイトやメールマガジンを活用するのが、最も効率がよいという結果も出ています。
ただ、東北域外のユーザー、特に首都圏の顧客との接点づくりの部分は課題となっております。そこで全国に会員を持つPontaを活用したいと思い、ロイヤリティ マーケティングにプロモーションを依頼しました。

▲大泉圭太様/東北電力 リビング営業部
大泉様:Pontaの知名度とブランド力を活用することで、新規顧客を獲得したいと思っておりました。我々が自社のデータではなかなかリーチできない顧客にリーチできるのではないかと期待してのご依頼です。
Pontaのプロモーションで効率よく新規会員を獲得
首都圏在住の顧客向けの「おでCafe」のプロモーションでは、Pontaのアンケート広告「アンケートプロモーション」とPontaポイントを活用したキャンペーンを実施しました。
まずはターゲットとなるPonta会員の方に、Webアンケートのご案内をメールで配信。合計5問のアンケートへの回答を通じて「おでCafe」への興味関心を高めました。アンケート完了画面から、潜在層を「おでCafe」のメールマガジン会員登録ページに誘導。新規会員登録でPontaポイントをプレゼントするキャンペーンを実施したことで、多くの方に会員登録いただきました。

― 最初に当社の営業担当から、本プロモーションについて提案を受けたとき、どのようなご感想をお持ちになりましたか?
大泉様:お話を聞いて、よい商材だなと感じました。ご提案いただいたような手法を当社で実施するのは初めてだったので、この施策でどれくらい効果が出るのかは未知数でしたが、我々も積極的に新しい手法に取り組んでみたいと考えており、今回のプロモーションをお願いしました。
― 実際にプロモーションを実施して、どのような効果を感じましたか?
平野様:想像以上に、たくさんの方に新規会員登録いただけたと感じています。本施策以外に、SNSを活用した施策など、さまざまなプロモーションを同時期に実施しました。その中で、自社のアプリやメールを活用した施策の次に新規会員獲得につながったのが、Pontaのアンケートプロモーションを活用した施策でした。同じような費用で行った施策の中では、一番効率がよいと感じています。
― 本施策のどのような部分がよかったと思いますか?

平野様:アンケートを通じて「おでCafe」でどのような情報を発信しているのかをPRできました。特に「おでCafe」ではプレゼント企画も実施しているので、ポイントをためているPonta会員の方とも相性がよかったのかなと思います。
アンケート内容はロイヤリティ マーケティングからご提案いただきました。自社でアンケートを考えると、つい欲張って情報を入れすぎてしまう傾向にあるのですが、アンケート内容を適切な情報量でまとめていただいたことで、ユーザーにシンプルに「おでCafe」の魅力を伝えられ、結果として多くの会員獲得につながったのかなと思います。
― なぜ、Pontaを活用した施策が成功したと感じますか?
平野様:Pontaポイントという知名度のあるポイントサービスをうまく活用できたのがよかったのではないかと思っています。ポイントを活用したプロモーションは、その分費用もかかります。しかし今回のように効率的に新規会員を獲得できるのであれば、活用する価値があると感じます。
Pontaを活用したことで顧客像をデータで捉えられた

ロイヤリティ マーケティングは、Pontaのプロモーションをご活用いただいた施策について、反応者の傾向を分析したレポートをご提供しています。本キャンペーンでは、「おでCafe」の新規会員登録者を性年代、職業、年収、居住形態、価値観で検証。Ponta会員全体の傾向との比較から、「おでCafe」登録者の傾向を可視化しました。
― 効果分析のレポートをご覧になった感想を教えてください。
平野様:電力自由化の中で電力会社の乗り換えに積極的なのは、若い世代やファミリー層だという仮定から、もともと「おでCafe」では、家庭の中で家計を管理しているであろう女性をターゲットにサービス展開したいと考えていました。
ですが、実際には会員登録していただいているユーザーは50代以上の男性が多いというのが現状です。それは電力契約をされている方、つまり世帯主の方の登録が多いからではないかと仮説を立てていました。
今回のPontaを活用したプロモーションでも、やはり50代以上の男性の層の会員登録が多くありました。この結果から、単に世帯主が会員登録しているだけでなく、「おでCafe」というサービス自体が、想定よりも年齢層高めの方に支持されているということなのかな? というような印象も受けました。
大泉様:以前より、「おでCafe」が当初の想定ターゲットと異なる層に利用されている感覚はあったのですが、我々が薄々「そうかな?」と思っていたことがデータでより可視化されたというのは、とてもよかった点ですね。
こういった普段捉えきれない顧客像をデータで可視化できるのは、ありがたいです。社内でもロイヤリティ マーケティングからの分析レポートを見ながら、「本当は我々もこういったデータマーケティングをしたいよね」と、よく話しています。
― Pontaデータを今後どのように活用していきたいですか?
平野様:「おでCafe」というサービスがスタートして5年が経ち、今後どういうサービスにしていくか、立ち止まって考えるべき時期になってきています。「おでCafe」の今後の方針を検討するためにも、いただいた分析レポートをぜひ活用したいと考えています。
また、東北電力として新たな顧客を開拓するには、若い層や従来接点のなかった首都圏の方にアプローチしていくことが重要になります。ただ、若い世代の方や首都圏の方は、従来の顧客と電力契約に対する感覚が異なる印象です。新たな顧客づくりには、これまでのやり方では通用しない部分が出てくると感じています。Pontaのデータマーケティングを活用して、新たなターゲットの声を見つけていくことができたら面白いかもしれません。
丁寧な対応で安心してプロモーションを任せられる
― 最後に、ロイヤリティ マーケティングの支援体制について、印象を教えてください。
平野様:営業担当の方が、いつも丁寧な提案をしてくれます。一方的な提案ではなく、「どういうことをやりたいですか?」「どれくらいの目標値で考えていますか?」といった形でこちらの要望をくみ取っていただけるので、自然と一緒に施策を作っていく形になりますね。分かりやすい提案が多く、一緒に施策を進める中で学びが多いです。
大泉様:お持ちいただく提案書も、分かりやすく助かっています。実は我々も施策を進めるため上司に提出する資料を作成する機会が多いのですが、上司から「ロイヤリティ マーケティングからご提案いただくような資料にしてほしい」とリクエストがあるくらいです。
また施策の進め方なども丁寧で安心感がありますね。信頼してプロモーションをお任せしています。
― 貴重なお話をありがとうございました。

▲ロイヤリティ マーケティング営業担当と
※文中に登場する部門・役職名などはインタビューを行った2025年6月時点のものです。
新たな顧客接点づくりに課題をお持ちであればご相談ください
本事例では、アンケートプロモーションとPontaポイントを活用することで、潜在顧客の方にサービスの認知を広め、効率的な新規会員獲得に成功しました。さらにプロモーションに反応のあったPonta会員を分析することで、プロモーション効果の高い顧客像を可視化できた点についてもご評価いただいております。

ロイヤリティ マーケティングは、アンケートプロモーションだけでなく、郵送DM、メール広告、アプリ広告、SNS広告など、さまざまなメディアを活用して、各社の課題に合わせたプロモーションをご支援します。さらにPontaデータを活用して顧客像を分析することで、プロモーションの最適化も可能です。新たな顧客接点づくりに課題をお持ちであれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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